音声SNSアプリのClubhouseでは毎週月曜日AM2時(日本時間)に創業者やチームメンバーなどが集い、戦略や目的、今後の方向性やアプリのアップデートなどについてClubhouse Townhallとして公開で共有されています。
本日(2月14日)開催されたClubhouse Townhallの完全日本語版となりますので、ご参考にしていただければ幸いです。
今週のクラブハウス内でのハイライト
Happy Valentine’s day!
今日はバレンタインデー!
今週はバレンタインに因み「愛」をテーマに2,700を超えるトークイベントが行われ、トーク内容も、デートする相手を探すマッチメイキングから、LGBTQ、恋人との別れ方、タロットカードリーディング、犬愛、セルフラブなどなど、多岐に渡った。
・2/14、今朝スタートしたDrue Kataokaによるトークルーム「24 hours of love」は今現在まさに行われており、上院議員のTim Kaineをはじめ、様々なゲストと共に今後24時間、27のトークルームを開催し「愛」についてチャリティートークが展開されている。集まった寄付金は全てMartin Luther King Centerに寄付される。
・2/11(木)、デートアプリを開発するBumbleのCEOのWhitney WolfeとCOOのSarah Jones Simmerがクラブハウスにてトークを行ない、同日2/11に行われたIPOを祝うと共に「愛」が収益化できることを証明した。また、Bumbleは女性により女性のために創設された企業であり、今回の株式公開は大変喜ばしいことである。
・ShopifyのCEOであるTobias Lutkeと社長のHarley FinkelsteinがJosh Constineと共にトークルームを開催した。
TimberlandとIl mainがデジタルエイジにおける音楽プロデューサーや作曲家の今後の展望につきトークを行った。
・Something StudioがホストしたトークルームではTwitchのJusin Kanをゲストに迎え、中でもJustinの兄弟であるDanとどちらがTwitchで最初にストリーミングをやったのかというブロマンストークが面白かった。
・LinkedInの会長Jeff Weinerがビジネスリーダーにとって人を思いやること、共感できることがどれだけ大切かを語った。
Christine Linがパンデミック中に亡くなった母を、65歳の誕生日になるはずだった2/13に追悼し、深い悲しみに暮れながらも愛のあるメッセージを送った。
・Steve Ballmerが以前CEOを勤めたMicrosoftのインサイドストーリーや、プロバスケチームのLos Angeles Clippersへの愛について、クラブハウス史上初、自宅のお風呂場からトークを展開した!
・ミュージカル「Dreamgirls」のプロデューサーのLeroy Churchより、2/27〜2/28、クラブハウスにてエキサイティングなプロダクションが行われる予定。
多くのユーザーからElon MuskとKanye Westのクラブハウスコラボがいつ行われるか質問が来ている。日程はまだ決定していないものの、準備は着々と進んでいるのでアナウンスを楽しみに待っていて!
プロダクトディベロップメントについて
中国、ブラジル、イタリア、台湾、トルコ、香港からのユーザーが参入し、益々盛り上がりを見せるクラブハウス。更なるユーザー拡大と共に引き続きディベロップメントチームの一番のプライオリティーはインフラの整備。同時に、先週2/8、予想外にも新しいプロダクトリリースが可能となり、以下のアップデートが発表された。
参加中のトークルームのリンクシェアが可能となった。「Ping (+)」ボタン内にシェア機能が追加され、そのリンクをクリックするとクラブハウスユーザーは直接そのトークルームへ飛べるようになっている。
以前はモデレーター及びスピーカーに限定された機能だったが、本リリースにより、リスナーも参加中のトークルームからオーディエンス内の他ユーザーを名前検索できるようになった。
また、トークルーム内で万が一「Troll(荒らし)」があった場合、スピーカー席から既に退出した後でもそのユーザーをサーチし、レポート(通報)する機能が追加された(画面右上の三つの点線をタップ)。これはモデレーター及びスピーカーだけでなくオーディエンスにいるリスナーも使用できる機能となっている。
更にモデレーターは、トークルーム参加者のプロフィールハーフシート経由で、自身がフォローしていないニューユーザーで、且つ規律に反する言動をした人を必要に応じてレポートできる機能が追加された。
ユーザー拡大と共によく見られていた回線落ちの問題を解決した。
ブロックしたフォロワーから自身がスピーカーとして参加するトークルームが表示されないようになった。
アプリのアイコンがBomani XからAxel Mansoorへ変更になった。AxelはEmmyにもノミネートされたミュージシャンで、毎晩PT 21時にクラブハウスのLullaby Clubにてモーリシャスより子守唄のライブ配信を行ってくれている。
現在世界中にユーザーが広がり、ユーザーエクスペリエンス下げず同時にプラットフォームの拡大を安全に行うため、現在エンジニア求人枠を大幅に拡大し新しいスタッフの採用活動を行っている。クラブハウスの一員としてこのプロジェクトに参加したい人は是非この機会に応募してほしい。次回リリースに含まれるプロダクト内容はまだ決定していないが、直近の予定としては、来週半ばのローンチを目標に、今週その準備を進める予定。
Q&Aセッション
クラブの申請方法
Question:クラブの申請方法について;一部で新クラブの申請機能が停止していると声が上がっていた。
Answer:新クラブの申請は引き続き受け付けており、アプリ外部リンクの申請フォーム経由で可能。一部のコミュニティーで古いリンクがシェアされていたが、正しいリンク先は以下の通り:
アプリ内プロフィール画面右上の歯車アイコン→FAQ / Contact Us→Clubhouse Knowledge Center→「How can I start a club?」を拡張するとリクエストフォームへのリンクがある。ネット上様々なクラブハウスのリソースがシェアされており、クラブハウスへ皆が注目、興味を示してくれていることは大変嬉しいことだが、上記が唯一のオフィシャルリンクであるため、正しくタイムリーな情報は必ずKnowledge Centerを参照してほしい。本日、バックログ(未処理)のクラブ申請フォームを大幅に処理する予定なので、最近新クラブの立ち上げリクエストを送った人には近々レスポンスが行くはず。
ユーザー別のトークルーム検索機能
Question:フォローしているユーザーや友人が参加するトークルームを容易に検索できる機能が欲しい。
Answer:一つの解決策として使えるのが現カレンダー機能。カレンダー内に表示される今後開催予定のトークルームは、主に各ユーザーがフォローしているユーザーネットワークをベースアルゴリズムが組み込まれており、フォローしている人や友人が参加するトークルームを見つけることができる。ただ、ここ最近のユーザーの増加と共にイベント数も急激に増え、アルゴリズムで認識される各ユーザーネットワーク規模も自ずと拡大しているため、特定のイベントが見つかりにくくなっている。今後よりイベントを検索しやすいようカレンダー機能が今後大幅に改善される予定。カレンダー内でのイベントリストに加え、フォローしている人がトークルームのイベントを作成した場合、その旨通知が送られるため、そこからGoogleカレンダーやiPhone内のカレンダーにイベントを追加することも可能。また、常に世界中で何千というトークルームが開かれている中、ホーム画面のフィードに上がってくるルームは自身がフォローしている人がベースとなっているため、こちらから友人が参加しているトークルームを見つけることもできる。更に、ホーム画面を左にスワイプすると、現在オンライン中のフォローしている人及びフォロワーリスト(「Buddy list」)を出すことができ、ここから各ユーザーが現在参加中のルームを把握することも可能。
トークルームを隠す機能
Question:自身が参加しているトークルームを特定のフォロワーや友人から隠す機能が欲しい(ビジネスユーズとプライベートユーズを分けたい)
Answer:まず、匿名でトークルームに参加することはクラブハウスの目的から外れるため、そういった類の解決策は作らない。時にフォロワーが大勢いるユーザーがトークルームに入ることで、オーディエンスが一気に増え本来は少人数・プライベートな目的で開かれているトークルームの空気感が損なわれてしまったり、スピーカーとして呼ばれオーディエンスの期待値が上がる中、何かしらの理由で話すことができない、話したくないなどの状況下に置いて、不快感なく容易にそのリクエストを却下する機能など、オーディエンスからあまり目立たずトークルームを出入りできるようサポートできればと思っている。パーソナルとビジネスで目的を分けたい場合、例えばビジネス上で繋がっているフォロワーをブロックすることで、少なくとも自分がプライベート目的でスピーカーとして入るトークルームはその人から見えなくなるため、そのトークルームを「隠す」という意味では有効的に使える手段である。ただ、この質問で恐らく意図されている継続的ではなくその都度自分が参加するトークルームを特定のフォロワーから見えなくするという意味では、トークルームの通知機能を停止したりホーム画面のフィードを止めたりと、かなり大きな作業が必要になる。この点に関しては今まで改善点としてディスカッションに上がっていなかったため、新たな気づきとして今後更にフィードバックを募り、プロダクトリリースとして検討するかどうか決めていきたい。
テーマ別のトークルーム検索機能
Question:トークルームをテーマやタイトルによって検索できる機能はできるのか。
Answer:これは今後の改善点として予定しており、トークルームのサーチ機能と、イベントのサーチ機能の二点を考えている。これを可能にするには大規模なサーバー改善が必要だが、現在ユーザー拡大においてインフラ整備を一番のプライオリティーとしてサーバーワークをしているため、こちらの作業が落ち着いてから、サーチ機能のアップデートを行っていきたい。また、現状のTopic Directoryは、各ユーザーの興味対象に基づきクラブを提案することはできるが、topicのサーチ内容がトークルームとは紐づいていないため、例えばTopic Directoryで特定のジャンルを選択したとてしても、それがホーム画面のトークルームのフィードには反映されない。今後はもちろんこの点も改善していく予定。
Breakout roomについて
Question:一つのトークルーム内でサブグループのルームを作成し各部屋ごとにモデレーターを立て、そしてまたメインルームに戻れる機能が欲しい。
Answer:大きなディスカッショングループからサブグループが派生し各トピックごとにディスカッションが行われることは至って自然なことであり、クラブハウス内でももちろんこれを可能にしていきたい。まだ具体的なデザインまでは考えられていないが、プロダクトディベロップメントで我々が常に意識している四つの理念 1)Welcoming(新ユーザーの歓迎) 2)infrastructure(インフラの安定) 3)Discovery(各ユーザーが興味のあるトークルームやクラブを見つけやすくする) 4)In-room experienceのうち、これは四番目のトークルーム内でのエクスペリエンス向上に繋がるし、今後これをサポートする機能を作る予定。これに加え、トーク進行中にオーディエンス内の他ユーザーと会話できる機能も考えている。
トークルームお知らせ頻度の設定
Question:トークルームのお知らせ(Notification)の頻度をカスタマイズする方法について「Infrequent」セッティングにしていても通知が多すぎる、逆に「Very infrequent」にすると通知がほぼ来ない。よりきめ細かくNotificationの設定をすることは可能か。
Answer:クラブハウスでのディスカッションは全てライブベースであるがため、本当に聞きたい、参加したいルームを見逃さないためにもNotification機能はとても重要。同時に通知が多すぎる、少なすぎることもユーザーエクスペリエンスを下げるため、通知機能を今後より洗練させて、ユーザーのニーズにあった頻度で通知が行くよう改善する。現在エンジニアの求人を増やしており、フルタイムで、通知機能のアルゴリズム含め「Discovery」全般の機能改善に当たるチームを作っているところだ。
言語サポートについて
Question;翻訳機能を追加しトークルームのテーマやタイトルを多言語訳で表示することは可能か。
Answer:言語機能についてまさに今日チームで話し合っていたところ。現在UIは英語だが、多くのユーザーは多言語ベースでアプリを活用しているため、どうしたらより多言語ユーザーのニーズを満たすことができるか常にディスカッションしている。テキストベースのメディア上で翻訳機能を使いコンテンツ内容を理解するのとは違い、音声ベースのクラブハウスではトークルームのタイトルが翻訳できたとしても、ルーム内で実際に使われている言語が普段使わない言語の場合もあり、リアルタイムでトーク内容を翻訳できるようにするのかどうかなど、包括的にこの点においてユーザビリティーを上げることが今のところ難しい。今後検討を更に重ねていきたい。
承認コードについて
Question:クラブハウスのアプリから一旦ログアウトし再度ログインする場合、現在電話番号経由で承認コードを取得しなければならない。今後これをe-mail経由でも可能にするのか。
Answer:恐らく将来はe-mailでも可能になる。以前あったのが、アメリカ国外のユーザーで承認コードが上手く受け取れない問題が発生していたため、電話の音声通知にて承認コードを受け取る機能を追加したが、更に今後e-mail上の機能を追加する場合、かなりの作業が必要なり、現在よりプライオリティーの高いディベロップメント事項があるため、今すぐには可能にならないだろう。
アンドロイドでのアクセス
Question:アンドロイドでCHはいつ使えるようになるのか?
Answer:今正にこのプロジェクトがスタートして、アンドロイドに特化したエンジニアの最初の一人が入社し今週からアンドロイドアプリのディベロップメントが始まった。アンドロイドのアプリ開発に協力したいエンジニアは是非我々の求人に応募してプロジェクトに関わって欲しい!
クラブハウスへ貢献しているユーザーへの優遇措置
Question:クラブハウス内で「Good behavior」(クラブハウスにポジティブに貢献してくれているユーザー)を認識し何かしらの優遇措置を考えいてるか。
Answer:今あるいわゆる「報酬」制度としては、例えば活発にスピーカーとしてトークルームに参加していたり、トークを盛り上げるため貢献しているユーザーには、招待枠を増やすという形で行っている。また、ソーシャルな観点から言うと、よりクラブハウスの理念に基づき積極的にアプリを使うことでフォロワー数が増え、よって自分のトークやディスカッションポイントがより多くの人に届くようになったり、他のトークルームにスピーカーとして招待される、スピーカーとしての評判が上がる、最終的にはマネタイズしやすくなる、などソーシャルネットワーク上での影響力が上がるという点が挙げられると思う。また、最近様々な素晴らしいチャリティー活動が行われているが、アプリ上に寄付ボタンを組み込んだり、カレンダー内でチャリティーイベントをプロモートしたりするなど、今後こういった活動を多角的にサポートしていきたいと思っている。
モデレーターバッジについて
Question:モデレーターバッジを付与されなくとも、参加者をスピーカーとして登壇させ画面トップに持ってくる権限を作れるかどうか。
Answer:先週も触れた通り、トークルーム内でモデレーターを増やしても、トークルームの通知やオーディエンスが増えたりといったプロモーション効果は全くないし、モデレーターを無意味に増やすことはあまり推奨していない。本来のトークを円滑に進めるモデレーターの役割としてではなく、ただリスナーからスピーカーを呼ぶ、トークルームのトップ画面に表示するといったことをするだけのためにモデレーターを増やすよりも、モデレーターバッジを付与することなく、この権限を他のスピーカーに付与することはとてもいいアイデアだと思う。
トークルーム内での権限
Question: トークルーム内の秩序を守る役目として「Security moderator」というモデレーター権限を作ってはいいのではないか。例えば、トークルーム全体を仕切る本来の目的でのモデレーター行う人以外に、ルーム内の混乱を防いだり規約に反する言動の取り締まりの役割を担う「Bouncer」(セキュリティーガード)ような人がいてもいいのではないか。
Answer:恐らく今の時点で、権限レベルを細かく設定しモデレーターを増やすことをしなくとも、モデレーターが一人ないし二人でこれらの役割を同時に担うことは可能。なぜ異なる権限を持つモデレーターが必要と思うのか、質問者の提案をもっと具体的に理解したいので、ぜひフォローアップの質問を送って欲しい。
スーパーモデレーター
Question:モデレーターの中でもより権限のある「Super moderator」を作ってはどうか。
Answer:繰り返しになるが、権限レベルを変えたとしてもモデレーターを何人もトークルームに作るのは推奨していない。モデレーターは必要最低限、一部屋につき二人で十分だと思う。
ユーザーを確かめる方法
Question:著名人のクラブハウスユーザ−が本当にその実物であるかどうか確かめる方法はあるのか。
Answer:ユーザー本人が自身のインスタもしくはツイッターアカウントをプロフィール経由でリンク付けすることが可能なため、ここからオフィシャルなアカウントが紐づいているかどうか確認できるようになっている。クラブハウスはリアルな人間が実名で会話を楽しむ場所なので、仮にプロフィール上のユーザーと実際のユーザーが異なることは起きてはならないし、上記の方法が何らかの理由でワークしなくなった場合、別の方法を早急に考えなくてはならない。
ユーザープライバシーに関する質問
Question:例えば職業上センシティブな立場にいるユーザーにとって、フォロワーをブロックする以外にも、アイデンティティーを守るプライバシー機能を作る考えはあるのか。
Answer:この質問の意図をより明確に理解するため、もう少し詳細な説明が必要だ。幾つか前の質問の回答の繰り返しになってしまうが、自分が参加しているトークルームを特定のフォロワーから見えないようにしたい場合、その人をブロックすることで可能となり、ブロックされた人もブロックされたことは分からない。この方法での注意点は、スピーカーもしくはモデレーターとして入っているルームはブロックされたユーザーからは見えなくなるが、リスナーとして参加しているトークルームからはブロックされないため、オーディエンスとして双方が同じトークルームに参加しているという状況は十分に起こり得る。ブロック機能以外でプライバシー強化のため、他にどんな機能をこの質問者が必要としているのか具体的にもっと詳しく話を聞きたいと思う。
トークルームのフラグ
Question:今後、攻撃的な内容もしくはリスナーにとって不快になるようなトークが行われているトークルームをフラグするようなシステムを作る予定はあるか。
Answer:とてもいいアイデアだし、そうできるようにする。
カレンダーからの通報機能
Question:上記のようなトークルームをカレンダー機能内から直接レポート(通報)することができるようになるか。
Answer:この機能は既にデザインしており、今後のリリースに含まれる予定。
不適切なトークルームに対する処置
Question:過激で危険な思想をプロモートしたり話したりするようなトークルーム・コミュニティーからユーザーを守るシステムの構築は予定しているのか。
Answer:とても重要なポイントであり、常にこの点についてチーム内でディスカッションを行っている。まず、クラブハウスのコミュニティーガイドラインに明確に表記されている通り、ヘイトスピーチや差別、他者をいじめるようなトーク内容はいかなる場合でも禁止されている。ガイドラインに具体的に記載されている内容以外で不適切なトークが行われている場合、その内容を早急に把握し適切な対処を行っていく。クラブハウスのガイドラインは、ユーザーからのレポートやフィードバックを元に随時にアップデートされている。上記のような深刻な問題から、以前あったクラブハウスの目的にそぐわない相互フォローのルームのようなユーザーエクスペリエンスを下げるような行為が見つかった場合、その都度ガイドラインを見直し、全てのユーザーがより心地よくクラブハウスを使っていけるよう勤めていく次第である。また、こういった行為をより正確にそしてスピーディーに検証していけるよう、プロダクト面からも強化できるようチーム内で常にディスカッションをしており、今後更に改良を重ねていく。
企業アカウントユーザーについて
Question:ブランドやビジネスがクラブハウスにユーザ−として参入することについてどう思っているか。一つのブランド・組織としてプロフィールを作ることは可能なのか、その場合、こういったアカウントを匿名でレポート(通報)することはできるのか。
Answer:クラブハウスの理念は、実名でリアルに人と人とが関わる場所であること、実際に相手の声を聞きコミュニケーションを取る場所であること。よってブランドがユーザーとして参加する場合、ブランドのロゴを掲げ、誰か分からない人物がトークするということはこの理念に反する。現状、様々な組織がクラブハウスに参加しており、各ブランドを代表するリアルパーソンが一個人として様々なトークルームを牽引し、チャリティーへの募金活動を行ったり、学びの場を提供するなどとても有意義な活動が行われている。ブランド名を使いユーザープロフィールを作ることはできないが、ブランドとしてクラブを発足し、そこで実名の元、代表者がトークルームを開催しコンテンツを発信していくことは実際にも行われているし、そういった関わり方は今後どんどんとサポートしていきたい。クラブハウスというプラットフォームを今後活用していきたい企業はぜひとも我々に相談して欲しい。そして、もし実名の元一個人としてではなく、ブランドという組織でクラブハウスを使っているケースを見かけた場合、匿名でレポートできるし我々に知らせて欲しい。
クラブハウスでのマネタイズやプライバシーについて
Question:クラブハウスが世界中にユーザーを広げる中、今後より拡大していくであろうクラブハウス内のコミュニティーや新規ユーザーたちをどのようにサポートしていくのか。クラブメンバーシップのプライバシー強化や、マネタイズ化についてどのように考えているか。
Answer:クラブハウスが今後どのように発展していくのか、プラットフォームが拡大すると同時にモデレーターやクラブのキュレーターたちがより活動の場を広げていけるよう、クラブハウスとして我々がどのようにサポートをしていけるのか常に考えている。クラブハウスのゴールはユーザーやクラブのネットワークがグローバルに展開され多種多様なバックグランドを持つ人たちがリアルにコミュニケーションを取ることができる場を提供すること。実際、ここ数ヶ月の間に様々な国からのユーザーが参加し、旅行、サービス、美容、医療、など多様な業界のコミュニティーがクラブハウス内で発足している。ここでいう「コミュニティー」とはつまり「クラブ」という集合体として考えられると思うが、今後クラブがより活動していきやすいようサポートできる機能のディベロップメントを正に今行っているし、ぜひ期待して待っていてほしい。前回も触れたが、現在クラブの運営形態はいくつかあって、イベント運営や、共通の趣味を持つユーザーが集まるコミュニティー、またはプライベートな集まりなどがある。つまりクラブはすでにプライベートな場所として運営できるようになっているし、今後有料メンバーシップを可能にしたり、クラブ運営者が入会を許可するための申し込みのシステムを作ったり、様々な形でのクラブ運営の幅を広げるための機能の追加を考えている。